先日の『まるたま市』での
ディスプレイです。
1年前に比べると、
ak-designの作品を引き立てながらも
積極的に色を使えているし、
季節感も出せるようになってきたかと思います。
ここのテーブルの上は全体的に、
イエローアンダートーン(温かみのある色)で
まとめています。
小物の展示も、
イエローアンダートーンでまとめる為、
このテーブルの上では、
チェリー・メープルの樹種の小物を中心に
ディスプレイしています。
秋の収穫を連想させるオレンジ色の、
実のついた植物(サルトリイバラ?)や、
カボチャを置いています。
カボチャがあると、
ハロウィンパーティーの楽しい雰囲気も、
なんとなく連想できますよね。
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オレンジ色って、
キャンドル・暖炉・たき火の色です。
火のある所には、人が集まります。
色彩心理学の視点では、
オレンジは、人が集まる楽しみを連想させる色。
http://jp.freepik.com
Robert Horvath
このテーブルでは、
秋らしく、少し暗めのオレンジ色を使うことによって、
秋の収穫を祝って、人が集い、
楽しい食事をしている様子を、
表現したかったのです。
オレンジ色を、所々に散りばめて
リズム感を出していますが、
テーブルクロスとして、暗めのターコイズ色を敷き、
全体を秋らしく、落ち着きのある雰囲気に仕上げています。
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オレンジとターコイズは、
補色の関係です。
色相環において、正反対に位置しており、
お互いの色を引き立て合う関係性があるのです。
なーんて、
ウンチクを語ってしまいましたが、
ウンチクが語れるようになる程、
ディスプレイには、センスのみならず、
理論や裏付けもあることを、
色彩の勉強から学びました。
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次回は11月27~29日、
遠鉄百貨店ソラモのアートフェスティバルに向けて、
新しいディスプレイの準備をしていきます。